平和の尊さを伝えよう!

被爆から69年。広島は今日(6日)、長崎は9日に「原爆の日」を迎える。

被爆者の平均年齢は79歳。原爆を直接体験した人が年々減る。米国では原爆を投下し、状況を知る爆撃機「エノラ・ゲイ」の最後の生存搭乗者が、今年7月に亡くなった。

広島、長崎で悲惨で過酷な原爆被災者の思いや記憶を後世に伝える人たちが少なくなっている一方で、今年5月に中学生が修学旅行先の長崎で、語り部の被爆者に暴言を吐いたことが報じられた。

戦後教育では、「なぜ、日本に原爆が落とされたのか」、教えられて来なかった。だから、「なぜ、愚かな戦争をしたのか」も伝えられて来なかった。それは、愚かな戦争の総括が行われて来なかったことに尽きる。

だから、今も若者には、戦争・原爆の悲惨さや過酷なことが伝わっていない。尊い犠牲の上で、戦後の復興と繁栄があったことも理解されて来なかった。

過ちを繰り返さない」ためには、その体験を風化させないことが大事であり、被爆地広島では、伝承者を増やす努力をしているという。事実や現実を子や孫の世代につないでいくことが大事なのだ。

学校教育でも、生涯学習でも、過ちを繰り返さずに平和の尊さを伝える平和教育や学習は、日本の安全、世界の平和のために、そして次代に平和のバトンを引き継ぐために、大事なことであり、意義の大きなものである。

戦争とは何か」。すべての戦争は非人道的なもの。一部の政治家が、普通の人を無意識のうちに巻き込んで始まる。そして、戦いは制御できなくなり、勝者も敗者も尊いいのちに大きな犠牲が出る。その傷跡は心と体に残る。戦争の本質は、人生を歪める「絶対悪」だ。

戦争には、武器が使われる。核、ミサイル、化学兵器や銃など。とりわけ核は悲惨だ。戦後69年になったいまでも、広島・長崎をはじめ、全国ほとんどに健康を害すなど、終わりのない苦しみや悲しみの中で生活をしている人達がいる。

これからの未来がどうなるか。広島・長崎の「平和宣言」に、毎年注目しているが、今年は、特に集団的自衛権などの安全保障をめぐる環境変化がもたらす影響で、平和国家の進路に影響があることを不安に感じる。

広島の松井井市長は、今日の平和宣言で、崇高な平和憲法の下で、69年間戦争をしなかった事実を重く受け止め、平和国家の道を歩み続けることを求めていた。

長崎の田上市長は、9日に行う平和宣言で、被爆地の権利と義務だからとして、集団的自衛権の行使容認が戦争につながる懸念を表明するという。


そして、2011年3月11日に世界で唯一の被爆国で起きた東日本大震災で、福島第1原発の事故があった。福島原発の事故は、3年半が経とうとする今でも、炉心溶融や汚染水問題で、終息どころではない状況が続いている。

核兵器と原発は双子の兄弟。事故現場で毎日懸命に苦しい思いで、後処理を行っているたくさんの人たちがいる。この人たちに思いをはせ、事故の教訓を学べば「脱原発」は当たり前のこと。

原発は、いかなる理由があろうが、被爆国の日本はやめなくてはいけない。こうした中で、安倍政権が原発を海外に売り込むという考えは、到底理解不能だ。

被爆体験が薄くはなっているが、大きな原発事故を経験した国として、原発をなくすことは当然であり、核兵器をなくすことに対しても被爆国の原点で義務だ。

こうした中での平和国家の姿を変えるような憲法解釈の変更による安全保障政策を大転換する集団的自衛権。69年間戦争をして来なかった平和国家の歩みは、これからますます重要になる。

憲法の崇高な、世界でも稀な平和主義は、未来を志向する国際協調の基本になるべき、日本の誇るべきものである。

とにかく、被爆国であることと原発事故を忘れてはならないし、風化させてはならない。そして、どんな過ちであっても絶対に戦争をしてはならない。今を生きる人には、平和を伝える義務がある。

平和主義を掲げる今は亡きジョン・レノンの妻、オノ・ヨーコさんは、「リメンバー(覚えておこう)ヒロシマ、ナガサキ」、「日本人全員が核兵器の恐ろしさを語り継いでいく責任がある」といっている。

そして、「政治家なんかに頼らなくても世界は変えられる」、「政治家を動かすのにエネルギーを費やすより、できることをすべき」、「中国、韓国の力を借りれば日本はもっと発展する」という。肝に銘じなければならない。

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この記事へのコメント

  • …………

    国民どもの「平和への祈り」なんかコピペでしょう。

    どうせ普段から平和ボケなんですから。
    2014年08月12日 11:26

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