進んでいるのは、全国各地の電力会社の経営難と、それに伴う電力料金の値上げ問題。電気料金の値上げは、他の燃料費などの高騰に影響し、生活に直接響いている。
原発は、政府も電力会社も安全性を強調するあまり事故や廃棄物のコストを認識しないまま発電コストを見積もってきた。
原発事故は、今やこれからの先が展望できないほどの地下水の流入による大量の汚染水処理や炉心が溶融している格納器の処理など、全く終息見込みがない状況が続いている。
こうした状況にあるにもかかわらず、安倍首相はサウジアラビア訪問時の講演で、「世界一安全な原発技術を提供できる」と、日本製原発の売り込みをしたという。さらにUAEでも、トルコでも。
福島原発事故が収束できない状況で、何をもって(根拠に)世界一安全などといえるのか。全く理解できない。
政治家は、物事の判断に際しては、まちがった判断をしないために、真逆から見ることも必要だと言われる。その上での大局的判断が大事とも。
安倍首相は、前回の組閣で「お友達内閣」と揶揄された過去がある。前回の轍は踏まないだろうが、真の「国益」を考えて発言しているのだろうか。
今日は憲法記念日。施行から66年になる憲法改正問題でも、自分に都合のいい解釈をして、何を改正するのかを言わない。中身の議論を深めることが優先されなければならないのに、改正の発議用件が先行では自己都合が過ぎる。
アベノミクスの成長戦略を含め、原発事故の後処理、社会保障制度改革など、国民の生活安定のため、早急にやるべき課題を優先した政治をやって欲しいものだ。
この記事へのコメント
http://www.fetang.com/
本人
日常生活で感じたこと、思っていること、小さな気づきを記録していますが、安定した読者がいるようです。
少しでも共感いただける方がいることは、嬉しいことです。
これからも、http://www.fetang.co...さんの小さな気づきをコメントいただけると幸いです。よろしくお願いします。